中世英仏漫画 ししそん 第1章 3-1

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ひさびさのカペー親子。

《解説》

・マルグリット

ルイ7世と2番目の妃・コンスタンスの娘。1158年に若ヘンリ（3歳）と婚約した。彼女は婚資（持参金or領地）としてアンジュー帝国と仏王領の境界であるヴェクサンを持参したほか、王女の婿として若ヘンリがフランス王になれる可能性も生じた（当時フィリップはまだ生まれていない）。よって、どちらかというとルイよりヘンリ（父）に有利な結婚だった。

・土地の寄せ集め

アンジュー帝国はノルマンディー、イングランド、アンジューなど多くの国から成り立っているが、中央集権的な統治システムはなく、各国をそれぞれの制度・慣習に基づいて個別に治めていた。なので広大な領地を維持するために、ヘンリはあちこち移動し続けなければならなかった。（ヘンリの場合、むしろそれが生き甲斐っぽいけど）

・漁夫の利

ルイ・フィリップ親子の対プランタジネット家対策は基本これである。