中世英仏漫画 ししそん 第1章 5-4
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《解説》
・ジェフリー
「冬のライオン」でもそんなセリフがあったけど、父は若ヘンリとジョンを可愛がって、母はリチャードを可愛がって、ジェフリーだけ何もないんだよね。そんなすねすね感も、反抗の一因だったかもしれない。
・ジェフリーとフィリップ
なんかべたべたしてますが、実際この二人は仲が良く(陰険な腹黒同士気が合ったのか)、パリではいつも一緒に行動していたうえ、ジェフリーの葬式中、フィリップは号泣して墓穴に飛び込みかけたらしい。フィリップのことだし、どこまで本気でどこまで演出か分からないけど、いずれにせよあんたそんなキャラだっけ?
ちなみに槍試合についてはこちらで書いてます。ちょっと意外だけど、ジェフリーも作詞したり槍試合大好きだったり、南方文化にどっぷりなタイプだった。
・ジェフリーの子供
この時点でジェフリーは長女アリエノール、長男アーサー(出生前)を設けていた。兄たちと違って、ちゃんと子供残してるのは(統治者として)偉いと思う……。
ちなみにアーサーは後で出てくるけど、かなり後なので出てくるまで書き切れるか……。いや、がんばる。
・親子鷲のタペストリー
伝承によると、ウィンチェスター宮殿には親鷲と4羽の子鷲が描かれた絵が飾ってあったそうだ。子鷲が寄ってたかって親鷲を襲い、なかでも一番小さい子鷲が親鷲の目をえぐろうとしている、といういかにもな図柄で、ヘンリはこの絵を自分と息子たちになぞらえていたそうだ。(参(13))
はい、画力が追いつきませんでした。