【漫画】第1章表紙
中世英仏漫画 「ししそん Lion contre Auguste」 第1章表紙
《歴史背景》
紀元9世紀、カロリング家のカール大帝により広大な版図を築き上げたフランク王国は、大帝の死後西フランク・東フランク・中部フランクの三国に分裂。そのうち西フランク王国は、今のフランスの祖先となった。
西フランク王国ではやがてカロリング家に代わりカペー家の王が立ったが、当時の「フランス王国」は日本の戦国時代のように諸侯が群雄割拠し、王と言えども名ばかりの小さな存在だった。
12世紀、諸侯の一人・アンジュー伯ジョフロワはイングランド王女マチルダと結婚。その息子アンリ(英名:ヘンリ、王としてはヘンリ2世)は両親からアンジュー、ノルマンディー、イングランドという広大な領地を相続することになった。
さらに彼はアキテーヌ公の相続人であるアリエノールとの結婚を通じて西南フランスのアキテーヌ公国を入手。フランスの西半分にイングランドを加えた巨大勢力圏「アンジュー帝国」を築き上げ、王をはるかにしのぐ有力者となった。
そして、このアリエノールは当時のフランス王ルイ7世のかつての妃であった。様々な意味で因縁深い二人の王はたびたび争い、1169年のモンミライユの和約で一応の和解をみていたところだった。
ご挨拶
はじめまして、あかひげロビンと申します。
史学科卒の筋金入り歴史オタクであります。
本ブログでは主に歴史(世界史)がらみの漫画やイラストを載せていく予定です。時々コラムや旅行記なんかも書ければいいな。
《執筆中》
・中世ヨーロッパのまんがです。ジャンヌダルクよりちょっと前、ジョン欠地王とかリチャード獅子心王とかの時代。
・12世紀から15世紀にかけてのカペー家V.S.プランタジネット家の一連の戦いは個人的に本当に面白い、というかみんなキャラが濃すぎてやってることそのまま書くだけでネタになる勢いなんですが、最近は映画や舞台にもあまりならないし一般的にはマイナーなので、こんな面白い時代や人物を世に広めないでどうする!との一方的な義務感で執筆中。
1週間に1ページ以上を目標に、ぼちぼち更新していきます。
《あらまし・注意書き》
・作品をお読みになる前の予備知識や注意事項、ご理解いただきたいこと。必ずお読みになったうえで本編をご覧ください。